未来がない会社の判断基準
新型コロナウィルスの影響で、時差通勤や自宅勤務を推奨する取引会社さんが増えてきました。
でも推奨だけで、社員のみなさんは真面目に出社しているのが現状です。
じゃ何故、出社しなければならないのか?
簡単な事です。会社に出社しないと業務が出来ない環境なのです。
会社の上の方(社長や役員)は、声を大きくして自宅作業を社員に推奨してきます。
でもここであえて言いたい!
そんなに自宅作業を推奨しているのに、何で社員が感染リスクの高い満員電車に乗って、出社しているのか?
会社に出社しないと仕事が出来ないからですよね。
業務がストップしてしまうからなのです。
しかしながら、いよいよ今回の新型コロナウィルスを教訓にして、社員の働く環境を大幅に変えていく時期に来たんじゃないかと考えています。
要は会社単位でなく、個人単位でアメーバ状に仕事ができる環境作りです。
これこそがこれからの働く姿だと思います。
そうすれば、無駄な会議は無くなります。
管理しているふりをする仕事の出来ない管理職は必要ありません。
必要なのは、アメーバ状に仕事ができる環境作りだけです。
その組織体制が出来ている企業のひとつが「GMOインターネットグループ」
1月27日から4000人規模を一斉在宅勤務体制へ移行しましたからね。
そのあと自宅勤務に関するアンケートをしたところ、9割近くがおおむね高評価、7割が大きな問題はなしという結果でした。
新型コロナウイルスの感染拡大に備え、1月27日より4000人規模で一斉在宅勤務体制へ移行したGMOインターネットグループは移行1週間後、アンケート調査を実施した。2月28日に公開された調査結果では、在宅勤務体制について9割近くがおおむね高評価、7割が大きな問題はなしと答えたという。
アンケートは在宅勤務における課題を抽出する目的で、同グループの従業員を対象に2800件の回答を収集した。業務に支障が見られると回答をしたのは、「一般事務・管理部門・営業管理部門」、「金融系グループ各社」の職種およびグループ会社だったという。
支障の内容は、設備面では「リモート環境が遅い/アクセスできない」「椅子机とPCサプライがないことによる作業効率低下」、コミュニケーション面で「コミュニケーションの減少」が、業務面では「紙ベースの業務に支障」「業務上、在宅では対応が難しい」といった課題が浮き彫りになったことを明かしている。
仮想通貨から引用
こんな話をすると、うちは製造業だからこんな環境は無理!と必ず言います。
でもそう考えた時点で思考が停止します。
例えば凸版印刷では新入社員研修について在宅によるオンライン研修を採用しています。
凸版印刷は3月16日、新型コロナウイルスによる社内外への感染拡大抑止と従業員の安全確保のため、4月1日に予定していたグループ入社式を中止すると発表した。あわせて、新入社員研修についても在宅によるオンライン研修を採用する。
新入社員研修は、凸版印刷とグループ会社の2020年度定期大卒新入社員約420名を対象に、4月1~17日に実施。従来の集合研修で蓄積したテキストをオンライン上で動画などを用いて学習できるとともに、在宅での研修ながら、同期社員のネットワーク構築のために、約20人に1人の割合で社員トレーナーを配置し、集合研修のようなコミュニケーションを促進するプログラムになるとしている。あわせて、自宅での座学が続く新入社員に対して、コンディショニングに関するプログラム(セミナー)とツール(アプリ)もそろえる。
CNET Japanから引用
これも未来にむけて働く環境を変化させているのです。
未来がない会社の判断基準。
それは、アメーバ状に仕事ができる環境作りをしているかどうか。
わたしが考える判断材料の一つです。